head_img_slim

information

お問い合わせボタン

HOME >痛みの発電所~受容器とは?

痛みの発信源を探る!

指を切ったり、熱いものを触ったりすると痛みを感じますが、なぜ痛いと感じるのでしょうか?それは、触れた受容器と言われる部分が痛みをとらえ、それを受容器が電気的な信号に変えることで脳に痛みの信号を伝えているからです。

いわば受容器は、感じた痛みを電気信号に変える発電所のような役割をしています。そもそも受容器は神経の末端が変化して出来たもので、感じる刺激の種類により様々な形をしています。

痛みを発生させる受容器は侵害受容器(痛覚受容器)と呼ばれ高閾値機械受容器といわれる特定の痛み刺激に反応するタイプの受容器と、ポリモーダル受容器と言われる熱刺激・化学刺激・機械刺激など多種類の刺激に反応するタイプの受容器の二種類が存在します。

前者の受容器からの情報は、おもに太い神経(αδ繊維)を介して素早く大脳へ伝わり鋭く痛みの部位が明らかな一次痛を発生させます。それに対し、後者は細い神経(C繊維)を介して脳の各部位を寄り道しながらゆっくりと伝わり、鈍く痛みの部位が不明瞭な二次痛を誘発します。


高閾値機械受容器の「高閾値」とは、強い痛み刺激のみに反応することを意味しています。「機械」とは画びょうで指を突くなどの機械的な刺激により反応する受容器を指します。

一方、ポリモーダル受容器とは、実際に痛みを感じていない非侵害レベルから反応し、特定の刺激ではなく様々な刺激に反応する受容器を指します。

受容器は痛みを電気信号に変える役割がある
侵害受容器には高閾値機械受容器とポリモーダル受容器がある
前者は太い神経が、後者は細い神経が情報を脊髄に伝える





電話番号 093-245-5600
icon お問い合わせをお待ちしております。 →メールでのお問い合わせ

お問い合わせボタン


ページトップに戻る