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この痛みは急性痛?慢性痛?

痛みを時間的な尺度から考えてみましょう。同じ痛みでも昨日、怪我をした痛みと、5年も前からある痛みでは、痛みの意味が大きく変わります。一般的に前者は急性痛、後者は慢性痛と呼ばれますが、単に痛みの期間が長い・短いという時間的な要素だけでは、急性痛と慢性痛をはっきりと区別することが出来ません。

急性痛とは痛みが起こってから比較的早期の痛みを指し、慢性痛は3~6ヶ月の期間を過ぎても治らない痛みを指します。しかしながら、3~6ヶ月経過していなくても、痛みの原因が治ったにもかかわらず痛みが続くような場合は慢性痛と呼びます。

つまり、「どのくらいの期間痛かったか?」という情報は、急性痛と慢性痛を決める一つの参考にはなってもそれだけで決めることは出来ないのです。急性痛は慢性痛以外のものを指すことから、ここでは慢性痛の定義を考えていきましょう。

慢性痛とは、「急性疾患の通常の時間経過、あるいは外傷が治るのに必要と思われる期間を1か月以上超えても持続する疼痛」とされ、例外的に「痛みの原因が治ったと思われるのにかかわらず続く痛み」、あるいは「原因そのものが治らず持続している痛み」も含まれます。

つまり、通常では痛みが治まってもよいだろうと思われる期間を過ぎても痛みが続いているもの、または痛みの原因が治るのが難しいと思われるもの、さらに痛みの原因がないにもかかわらず痛いものを慢性痛と呼んでいます。

このように、慢性痛と一言でいっても、様々な状態を含んでいることを理解することが大切です。

急性痛と慢性痛は単純な時間尺度では説明できない

慢性痛は通常完治に必要な時間が経過しても持続するものをいう

慢性痛には原因治癒後も続く痛み、原因治癒が困難な痛みも含まれる





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