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神経が再生されるとき、なぜ痛みが起こるのか?

正常な痛みにも交感神経が大きく関与しています。病態時においては交感神経との関係がさらに複雑になります。

病態時において、痛みと交感神経の間には様々な関係が考えられますが、特に、①侵害受容器に交感神経の受容体が新たに出現すること ②DRGへ交感神経が侵入することが大きく関わっています。

ポリモーダル受容器などの侵害受容器には、従来交感神経が放出するアドレナリンに反応するアドレナリン受容体は存在しません。

しかし、神経障害などの病態時にはアドレナリン受容体が出現し、交感神経の活動に伴い放出されるアドレナリンに侵害受容器が反応してしまうため、痛みを誘発します。

一方、DRGには大型細胞と小型細胞二つが存在し、大型細胞は主にAβ繊維やAδ繊維の一部の細胞体、小型細胞はAδ繊維の一部やC繊維の細胞体と考えられています。

従来DRGの中には交感神経の繊維は存在していません。しかし、神経損傷などの病態時には交感神経の繊維が大型細胞周囲に侵入するため、交感神経線維から放出されるノルアドレナリンに反応反応するようになり、痛みが誘発されます。

また、小型細胞体やその神経終末にも病態時にはノルアドレナリンに反応する受容体(α2受容体)が出現し、痛みを誘発するものと考えられています。

このように正常時では交感神経活動に影響されることは少なくても、病態時には交感神経活動に伴い痛みを誘発するようになります。

病態時には交感神経活動に伴い、痛みが出現する

病態時にはDRGが存在する大型細胞周囲に交感神経が侵入し交感神経活動に反応するようになる





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